ピンポイント物理シリーズの新刊
サークルニュースに書き散らした(?)原稿を,あるテーマに絞ってかき集めるとそれなりに意味のある小冊子ができます。
今回作った ピンポイント物理シリーズ5「波の速さが媒質によって決まる,とはどういうことか~波動に力学と場の概念を~」もそんな小冊子のひとつ。
高校物理の教科書では,波動方程式を数学的に取り扱うだけで,力学との接点が欠けています。これが教科書の中で波動が"孤立"している印象を与えています。(最近の教科書はやや改善されているようですが)
波動を本質的に理解するには力学的視点がどうしても必要なのです。
「なぜ波の速さが媒質で決まってしまうのか」を考えようとすれば,どうしても波の伝わるメカニズムを考えざるを得なくなり,必然的に波動方程式の持つ意味を理解することにつながります。
ぜひ,この小冊子を手に取ってみてください。
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